男性ホルモン作用が弱く、(副作用の原因となる)エチニルエストラジオール量が少ない、という理由から私がかねてからアスリートにお勧めしてきた低用量ピル(OC)「マーベロン」に後発薬(ジェネリック)が昨年秋に発売されている。「ファボワール」というらしい。
含有成分は「デソゲストレル0.15mg+エチニルエストラジオール0.30mg」で、両者は全く同じ。ジェネリックの常でファボワールの方が値段が安く、1シート2,000円ちょっとで処方(販売)されているようである。マーベロンは3,000円前後のはず。
OCのほとんどは(もともと経口避妊薬であるため)自費処方しかできないが、月経困難症や子宮内膜症に対する治療としてOCを用いる場合は、「ルナベル」や「ヤーズ」を保険で処方できる。この場合、本人負担分が約2,000円で済む。今度のファボワールは保険処方に匹敵する値段であるところから、月経困難症の患者にとっても選択の幅が広がると考えられる。
ところが、どうやらファボワールの取り扱い病院、薬局は限られているようである。「様々な圧力により」と書いているweb pageもあった。宣伝もあまりなされていないし、私自身もまだこの薬剤には直接お目にかかっていない。病院周囲の院外薬局にもあるのか?おいおい調べてみよう。
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