2012年11月25日日曜日

小江戸川越〜久しぶりの快走

40代になると、ランニング歴の若い場合は例外だが、「昨年の自分より速く走れる」ことが嬉しいものである。したがってレース出場の目標は常に昨年の記録である。
今日の小江戸川越マラソン(ハーフ)も昨年の記録(1時間22分42秒)を上回ること、できれば1時間21分台を、そのためには5キロごとのラップを19分30秒で揃えたいと目論んで臨んだ。
会場の川越水上公園は、どの東上線の駅からも遠いイメージで、Googleマップも約3キロと示していたが、実際には霞ヶ関駅からわずかに2キロ走って着いてしまった。入間川の橋を渡った後、すぐ川沿いのサイクリングコースを進むのがポイント。
埼玉医大1年生の西井君と合流してナンバーカードを付けたりしているうちにすぐスタート時刻がやってきた。このレースはきっちり持ちタイムに応じてゾーン分けがされているのがいい。
最初の5キロはとにかく早くなりすぎないようにとGarminをちょくちょく確かめながら予定通り19分40秒程度で通過。1キロごとの表示箇所がいい加減なレースもあるし、自分の好きなタイミングでペースを確認できるのがGPSウォッチのいいところだ。
ペースの安定した5キロ以降はレースの流れに乗って自然なペースアップ。冷涼な気候ながら寒すぎず、快晴無風の絶好のコンディション。蔵造りの街並み、氷川神社と見所を楽しむ余裕があった。
5-10キロは19分台前半にアップ。10キロ過ぎは着いていく相手がいなくなり、いよいよ自分の余力を見積もりながら巡航速度を調整しなければならない単独走に入る。川越のハーフコースは中盤以降、橋の上り下りや曲がり角や折り返しが増え、余力がないとそのたびにリズムを崩してペースダウンしていくことになる。しかし昨年一度コースを経験している強みで、そこは余裕をもってクリアしていけた。10-15キロはわずかに18分台に入る好ラップ。欲が出て、1時間21分を切りたくなってくる。
15キロ以降はさすがにきつくなってきたが、ぽつぽつと前を行く選手をとらえることで、ペースダウンを最小限にとどめることができた。20キロ通過が1時間16分52秒。20分台はギリギリだ。ラストはそれなりにもがいて、1時間20分58秒でフィニッシュラインを駆け抜けることができた。
ラップは、19:38-19:15-18:55-19:04-4:04 だった。
5000m17分ちょうどのタイムを持つ2年生の西井君は最初の5キロを18分台前半でオーバーペースだったのが祟り、後半がた落ちだったとのこと。わずか45秒ほど前のゴールだった。しかしなにしろハーフ初戦。走り方を覚えればすぐに77分台までいくだろう。



 結果の表示を見ると、なぜか「40歳代の部」ではなく20-30歳代に混じって「一般の部」で順位が着いている。自分だけかと思ってみると、もう一人77分台で走った47歳の選手も。この記録は40歳代の部なら10位までの6位相当だけど?
ちなみに僕は40歳代なら13位に相当するので、10位までの表彰対象には入っていなかった。
 レース後は西井君と3キロほどダウンjog。職場の後輩がゴールしたところをやっと帰り際に見つけることができた。皆、昨年より大幅にタイムアップ。やはり今日は走るには絶好のコンディションだったということのようだ。

2012年11月2日金曜日

明日から臨床スポーツ医学会&東日本実業団駅伝

明日(11月3日)から新横浜プリンスホテルで第23回臨床スポーツ医学会が行われる。自分の出番は、明日午後のパネルディスカッション「女性アスリート3主徴の解決策を検証する」のみ。3主徴とは摂食障害、無月経、骨粗鬆症を指し、特に女子長距離ランナーの陥りやすい医学的大問題で、効果的な解決策が提唱されているとはいえない。だからこそこうして学会の1テーマになる。
明日は婦人科医として「無月経への対策」を紹介するが、さてその対策への「検証」まで踏み込めるか。
単に心理学、栄養士、婦人科医、整形外科医がそれぞれの立場から3主徴のうち1つずつへの対策私案を述べ合ったり、フロアの参加者を啓蒙するだけではつまらない。新たな方向性を見いだす場になればいいと願っている。

もう一つ気になる企画が11月4日の朝に行われるシンポジウム「ランニングブームを検証する」(また「検証」だ)。一市民ランナーとしても参加しないわけにはいかない。ただ、ランニング障害、シューズの変遷、循環器障害、強度管理などあまりにテーマが多岐に渡るので、方向が拡散してしまい物足りない議論とならないかが心配。

ちなみに明日は'12彩の国 実業団駅伝(東日本の男女実業団駅伝)が行われる。男子のスタートは、今現在当直しているここからわずか100mほどの埼玉県庁で朝8時。新横浜へ向かう前にちょっと観戦&激励に寄るつもり。