2008年6月29日日曜日

OSJ志賀野反トレイルレース〜雨中泥濘のアドベンチャーレース


あいにくのコンディションとなってしまった志賀野反トレイル。足首からスネあたりまでずっぽり埋まってしまう水たまり、登りも下りも滑る滑る、激流をのぼるような箇所さえあった。
15kmの部に出場したわけだが、本当に40kmの部に申し込まなくて良かったと思った(40kmの部は悪天候により野反湖1周を省略する25kmに短縮して行われた)。2時間ぐらいで走破できればという甘い予想は全く打ち砕かれ、2時間42分10秒を要した。
序盤ののぼりでいきなり左足首を捻挫。しばらく立ち止まっているうちに痛みがひいてきたのでそのまま走り続けた。「あしくびかんたん」万能ではない。
あらためてわかったのが、自分が下りが苦手なこと。登りでぐんぐん追いつくないしは追い抜けても、下りであっさり逆転されてしまう。
今日のようなコンディションでは特に無理をして下りで競うことはせず、どんどん道をゆずって先に行ってもらった。
途中、山腹の尾根道を行くようなところでは、右手が急勾配の断崖でそちら側から猛烈な風雨が吹き付けてくる。帽子がとばされそうになるぐらい。少々身の危険も感じた。
最後の5kmぐらいは単独走となり、前も後もほとんど気にせず行けて楽だった。それにしてもラスト4kmと声をかけられてからの長かったこと。
給水ボトルに約350mlを入れてウエストベルトに装着して走ったが結果的には適量だった。こんなに時間を要するとわかっていれば、エナジージェルの類も携帯すべきだったと思う。終盤空腹を感じた。ゴール後の豚汁がこのうえなく美味だった。
富士登山競走へのトレーニング(および高度馴化?)の目的は十分果たせた。
帰りに立ち寄った六合道の駅に隣り合った温泉のすばらしかったこと。いつまでもつかっていたい適温と泉質だった。
本来のいい景色を見せてもらうために、そしてこの温泉にまたつかるために来年もまた出場しようと思う。

2008年6月27日金曜日

日本選手権女子10000m〜手に汗握る好レース

当直先でテレビ観戦。不調不調と言われた男子400mHの為末選手のここ一番の集中力と意外な?ラストの頑張り、優勝にも感動したが、これも女子10000mの序章にすぎなかった。
今期好調の渋井さんが調子のピークをすぎていないか、ブログで練習経過を毎日追っているのでつい応援してしまう赤羽さんがラスト争いになったときにスピードのキレがどうか、本当に福士選手の調子は戻ってきているのか、やはり注目はこの3人だった。
それ以外にも何人かJISSで会っている選手も出場していて、見所いっぱいのレースとなった。
まず赤羽さんが自分でとびだしてハイペースの流れをつくり、牽制し合ってペースの上げ下げのあるレースを嫌ったのは賢明な作戦だった。しかも1000mからは渋井さんに引っ張らせることに成功したわけだから完璧だったといえる。渋井さんも先頭に立つことは織り込み済みだったろうし、風もなかったので先頭をひっぱるロスはあまりなかったのも最終的に好レースにつながった。
福士さんはスパートのタイミングをうかがっておけばいいわけだからペースについてはあまりこだわらず3番手キープ。これも本人にとっては理想的な位置取り。3人が3人とも思い通りのレース展開だったはずだ。
ペースも1周75秒のきっちりイーブンで、5000が15分41秒。完璧なペースメイクである。当然誰もこの渋井のペースを乱そうとする選手はおらず、きっちり実力の順に先頭集団から後れていく。面白いものである。
最後はA標準の4人が残り、やはり実力順で松岡選手が遅れ、いよいよ残り2000mで、予想よりも早いタイミングで福士さんが仕掛けた。このスパートはかなり強烈なものだったので、赤羽さんはちょっと危なかったと思われるが、振り切れないとみた福士さんがホームストレートにかけてペースを落としたので、結果的に一番急激なペース変化の少ないかたちで追いつくことができた。渋井さんはこの時点では急激に福士さんに対応しすぎたせいでダメージがあったかもしれない。
一番ダメージの少なかった赤羽さんが先頭になったのはスパートというより自然の流れ。福士さんがさらにラスト600mで2段目のスパートを放ったが、これまでなら国内選手はついて行けないはずなのに今回は違う。赤羽さんも渋井さんもほとんど離れず。ラスト1周の鐘。
ここでの余裕度はひょっとしたら渋井さんが一番なかったかもしれないが、スパートをラスト200mまでとっておいたという作戦通りだったようだ。ラスト250mで赤羽さんが満を持してスパートを放つとさすがに福士さんが遅れ、渋井さんとの一騎打ちに。
赤羽さんもよく逃げたが、ラストの脚は貯めていた分渋井さんがまさった。31分15秒の好記録での優勝、五輪内定だった。
赤羽さんとしてはほぼ完璧なレースだったが、もう少し早く福士さんと一緒に逃げれば、あるいは勝てたかもしれない。
福士さんも実力は同格。2回も仕掛けて不発に終われば負けてもしょうがない。しかしあれだけのスパートに日本選手が着いてきたのは初めてではなかったか。
ゴール後に抱き合う3人がすがすがしく、久しぶりにトラックレースで感動を味わった。1996年の日本選手権同種目での、鈴木博美さんと千葉真子さんのデッドヒート以来か。

2008年6月26日木曜日

ランナーズ取材〜走りながら好き勝手にしゃべりました

前夜は当直だったが、幸いいちども起こされずに6時間の睡眠を確保できたので、体調もまずまず。
19時に病院においでいただき、坂戸へ向けての10kmを同行してもらいながらの取材となった。通勤ランに有効なグッズ、コース選定の工夫、朝練習とのバランス、注意点など。かれこれ7〜8年になる通勤ランのノウハウを公開したつもり。
今の坂戸〜毛呂山のコースは都内の皇居を通るコースに比べ、信号が少ないのが最大の利点。その分夜は暗いので、精神力が必要となる。
グッズの話では、ベスト、七分丈パンツ、ボックス型ランパンの登場によって通勤ランが便利になった、しかもいつでも電車に乗りやすくなった、なんていう話をした。
しゃべりっぱなしだったので快適ペースだったつもりがいつもよりは3分ぐらい遅かった。
取材結果は7月20日発売のランナーズ8月号に載るはず。

2008年6月25日水曜日

レース予定〜富士登山競走への不安

今週末には久しぶりのレース、OSJ志賀野反トレイルレース15Kである。朝7時前に野反湖畔に着くためには、早朝4時には坂戸を車で出発しなければいけない。ぎりぎりはイヤなので、3時出発か。いずれにせよハードな日程である。
これも一つには富士登山競走の準備。今回初参加の富士登山競走(山頂コース)。不安が徐々に高まってきている。ランナーズやクリールでも最近の号で富士登山競走の攻略法解説ページがあるが、読んでもなかなか実感が湧かない。何より不安なのは7月5日から15日という直前の大事な時期に、世界ジュニア陸上の日本チームドクターとして10日間もポーランド遠征に出かけなければならないことだ。当然ながら登りやトレイルの練習ができろとは思えない。
鏑木さんにならってホテルの階段でトレーニングをするしかないか。

秋のレースのエントリーもぼつぼつ始まっている。
8/31の2008雁坂峠越えトレイルマラニック(これはレースではないが)
1019の名栗湖~棒ノ嶺ピークハントマラソン
とスポーツエイドジャパンのイベントに2つエントリー完了した。
もちろん今年も8/10の奥武蔵ウルトラマラソンには4回目の出走をする。

2008年6月24日火曜日

ランナーズから「帰宅ラン」の取材申し込み

このブログがきっかけでランナーズから「ナイトラン」特集で「帰宅ラン」を扱うので取材させてほしいと申し込みが来た。快諾。
明後日の木曜日に埼玉医大から坂戸までの帰宅ラン10Kを取材されながら走る予定である。天気が心配。

2008年6月23日月曜日

2XUのカーフガードも購入


先に購入したタイツがすぐれものだったので、今度はより手軽に装着できるカーフガードを購入した。5,250円。ずっと日本品切れだったが、アートスポーツのブログで発売が宣言されたので、あわてて購入したしだい。
ふくらはぎサイズが自己測定で34-5cmだったので、タイツと同じくXSサイズにしたが、ふくらはぎを包み込む部分はちょうどいいのに上端のゴムのしまりがきつい。阻血状態寸前である。おかげで夜一晩寝ると、ゴムの跡が膝下にくっきり。かゆくなってきている。
こまめに着脱した方がいいかもしれないし、ゴムの当たる場所をすこしずつずらすような細かな配慮が必要かもしれない。
肝心の効能だが、確かに疲労がとれやすい感じがする。「着るマッサージ」言い得て妙である。