2009年8月22日土曜日

性別疑惑 その3

元800mランナーとしてのコメントもしておく。
この選手は昨年までのベスト記録が2分03秒台で、今回の優勝記録が1分55秒台ということであるから、ちょっと考えられない伸び方だといわれている。
ちなみに僕の競技歴では中3から高1の1年間に2分05秒から2分0に、大学の最初の1年で1分59秒から1分56秒まで伸びたのが年間最大の伸び幅だ。この程度が普通だと思う。だから一気に8秒の伸びというのは、よほど体が発達したか、トレーニング環境が変わったか、ないしはその両方がないと考えられない。
この「記録の伸び」の話は、よく考えれば男性であるか女性であるかに関わらない話であるので、むしろ急激な伸びで疑うべきは「性別」ではなく「ドーピング」ということになる。
この選手の体型は確かに従来の800m女子アスリートの常識とは異なる体型であると思う。ラスト200mで全く崩れない力強いフォームからは、並外れた筋力と筋持久力を持っているようにも推察する。決して従来タイプの800ランナー(決勝の後ろ7人は全員そのような体型だったが)の延長線上にはない異次元のものだ。ウェイトトレーニングで鍛えこんだと仮定しても女性ランナーがあそこまで到達できるか・・・・確かに性別に疑問がもたれたこと自体には僕も納得する。

2009年8月21日金曜日

性別疑惑 その2

では実際にどんな検査が行われているだろうか。こうした検査に「ルール」は制定されていないが、前回の大阪大会でこのような場合に備えて僕たちが準備していたのは以下のような検査だ。
(1)外性器視診  内診台でのいわゆる婦人科診察
(2)内性器の画像診断  超音波やMRIを使って、子宮や卵巣の有無を確認する
(3)ホルモン採血  テストステロンやエストラジオールなどのホルモン値をみる
(4)染色体検査  通常の染色体検査に加えて、SRY遺伝子の有無を検査したりもする
この中で実は一番重要なのは意外にも(1)であって、これで「男性ホルモンがどのくらい体を形成する上で効いているか」がわかってしまう。もちろん髭とか喉仏とか体毛とか他にも男性ホルモン作用を判定できる箇所はあるが、これらは男女の差が外性器ほど明確でなく、後天的に操作されることもある。テストステロン(男性ホルモン)が出ているからといって男性とは決められないし(受容体の働きが欠損していることもあるから)、ましてY染色体があるから男性と単純にはいかない。
そうした「性分化異常」の方はもちろん世の中にごくまれにしか存在しないのだが、スポーツの世界大会のように特殊能力の世界上位だけが抽出されて争うような場面では、その頻度が濃縮された結果、案外多く見つかってくるということは容易に想像されるところである。
さて今回の南アフリカの選手については私は全く医学的情報を持っていないのでなんともいえないのであるが、家族の反応や出生証明書などを見る限り、少なくとも医学的に完全な男性が「偽って」出場していたのではないように思う。もしも性分化異常症である場合、世界選手権で金メダルを取る前の段階で「ひっそりと」指摘してもらう機会があって、例えばアンドロゲン不応症ならば精巣除去手術を受けるなどの方策がなされれば、競技力は凡人化してしまうだろうが、本人が精神的に深いダメージを負うようなことは避けられる。(本人でなく)南アフリカ陸連がこれまで性別検査を拒否してきたと報道されているが、もしもそうならば罪なことである。

2009年8月20日木曜日

性別疑惑 その1

ベルリン世界選手権女子800mの優勝者に「性別疑惑」が持ち上がっているという件に関して、昨日来テレビ局からコメントを求められている。
「今行われているという性別検査はどういうものなのか」というのが質問の主旨である。質問してくる側が誤解している点、間違いやすい点(これはすなわち一般視聴者の誤解と共通すると思うが)をまとめておく。
まず、「性別検査」とはもはや大会に参加する全女性競技者を対象とした「一律の」「スクリーニング的な」性別検査ではないということだ。そういう一律性別検査は1996年のアトランタ五輪を最後にオリンピックでも行われていない。なぜ中止になったのか。アトランタでは3387人の女性競技者に対して行われたDNA検査で、Y染色体(の一部)を有すると判定されたのが8名、そのうち7名がアンドロゲン不応症、1名が5α脱水素酵素欠乏症という先天的な性分化異常症であって、結局は全員が女性競技への参加を許されたという経緯がある。
ただし「個別の」性別検査では現在でも行われることがあって、「疑問を持たれた選手」に対して個別に世界陸連または大会組織委員会の指示でなされる。「疑問」とは単に「強すぎる」とか「急にタイムを伸ばした」ということではなく、例えばドーピング検査のときに女性係官が排尿を見守った際の所見だとか、更衣室で他の選手が確認した肉体的特徴などである。
次に、性別検査でクロと判定されるのは2つの場合があること。医学的に純粋な男性が、偽って、または何かの事情で女性として社会的に育てられて、女性競技にまぎれこんでいる場合と、医学的にも男女の判定に注意を要する性分化異常症の場合だ。メダルを剥奪されたりするのは基本的には前者の「偽っていた」場合がほとんど。アトランタ五輪の例のように、性分化異常症の場合は(男性ホルモンがどの程度作用しているかにもよるが)出場が認められることが多い。ただしアンドロゲン不応症の「不全型」(精巣を有し、一部男性ホルモン作用が現れている場合)では、次の国際競技会までに精巣除去手術を受けることを義務付けることになるだろう。
最後に、そうした「個別の」性別検査の主目的は、決してその選手の「性別」を決定することではないということ。主目的は「男性ホルモンの利点を享受しつつ女性競技に出場することはフェアではないので、女性競技への参加資格があるかどうかのみを決定する」ことにある。したがってある選手が仮に女性競技から排除されたとしても、その選手が社会的ないしは心理的に女性として生きてきて、今後もそれを望むのならばそれを必ずしも否定するわけではないということになる。
けっこう難しい話だ。単に「性染色体を調べてXYだったら男でアウト、XXなら女だからセーフ」というものではないのである。

2009年8月15日土曜日

東洋大学関連の2冊

書店でこの2冊が並んで置かれていたので、つい両方とも購入。
「監督 挫折と栄光の箱根駅伝」 川嶋 伸次 basilico
「魂の走り 鉄紺の誇りを胸に」 石井 安里 埼玉新聞社
読むのはこの順序が正解。
川嶋さんについてはいくつか謎があった。
昨年12月の部員の痴漢逮捕事件の後、潔くきっぱり辞任してしまったわけだが、その後箱根駅伝関連の報道、テレビ番組にも一切登場しなかった。その「雲隠れぶり」も潔かったが、果たしてどの程度「こっそり」東洋大チームの最終調整や区間配置、当日の指示に関与できたのだろうかということ。川嶋さんが作り上げたチーム、川嶋さんの采配なくして優勝はできなかったろうと思う。
これについては、記者に見つからないよう木陰からグラウンドを見守った、駅伝当日も帽子にマスクで変装して沿道に立ったが声はかけられなかった、などと明かされている。最終調整練習のメニュー変更やオーダー作成にも関わったこともわかり、何かほっとした気分である。自分の育てたチームの晴れ舞台を他人に委ねて歯噛みして見守っただけだとすると、残酷だと思っていたから。
なおこの「謹慎期間」は毛呂山町の実家に戻っていた、というけど、埼玉医大も毛呂山町。近くにおられたんだなあという感慨もあり。
もう一つの謎は、川嶋さんといえば市民ランナーとの関わりが積極的だったことで、少なくとも地元では有名だったが、東洋大の監督という立場との両立は難しくなかったのかということ。これは心配することはなかったようだ。市民ランナーの純粋な走りたい気持ちを見せることで選手も刺激されたり自分の恵まれた立場を認識したりとメリットが大きいようだ。この考えは私も大賛成なのだが、なかなか「雑音」や「目の毒」を排除したがる指導者も多いもので。
今後も必ずや陸上指導の表舞台に返り咲く人だから、その日を楽しみに待とう。
さて川嶋さんの本を読んでから埼玉新聞の方を眺めると、選手の個性が写真と一致して面白い。
おすすめである。

2009年8月14日金曜日

「なるほど、この意気である」

東医体(トーイタイ、正式には東日本医科学生体育大会)の監督に行ってきた。というと偉そうだが、競技も終わりが近づいた2日目の後半に顔を出しただけである。埼玉医大陸上部の監督としては、怠慢の誹りを免れ得まい。5000mに出場した部員を1名応援できたのみである。21分かかったが、ビリではなかったしタイムオーバー打ち切りのルールもなかったようでよかった。
800m決勝では1分51秒台というたいへんにハイレベルな大会記録が生まれたそうで、見逃したのが残念である。僕が15年前に出した大会記録の、次の次の次の大会記録だと思う。これはちょっと自慢が入ってしまった。
ただし鉄門陸上部のOBとしては、5000m、4x400mRといった見所に間に合い、たいへん面白かった。
5000では後輩3選手が8位入賞を目指して果敢な走りを見せてくれたうえに、それ以外にも2人ほどかつての走り仲間が走っていたし、優勝争いもハイレベルですっかり檄の声が裏返ってしまった。
最後のマイルリレーは16年前に優勝を勝ち取った種目。東大がマイルに勝つなんてと驚きを持って迎えられたことを思い出す。ただ、その翌年はエースが直前肉離れで走れず4位。6年のときはバトンを落として決勝最下位、と悔しさも味わっている。学生がそんな歴史を知っているのかどうかわからないが、今回14年振りの決勝進出ですよ、などと話しかけてきたところを見ると、伝説にはなっているのかもしれない。おっとまたまた自慢が入ってしまった。
1走最下位からスタートする苦しいレースだったが、3走の中距離選手(2年)の驚きのラスト伸びで順位を上げ、下位争いとはいえ盛り上がった。今は個人のスーパーエースはいないようだから、マイルリレーを重点強化種目に指定して、目標来年3位、再来年優勝と計画的に取り組むべきだ。と、主務相手に力説してきた。
今年の部便り(年報みたいなもの)を見ると、キャプテンが過去の部便りの「名言集」を編んでいる。僕の学生時代の「青い」名言が2つも載っていた。
「いくら臨床実習だ国試だといっても、スポーツの一つもこなしながらクリアしていくぐらいでないと、実際医師や研究者になってからもたいした仕事はできない、と言った先輩がいた。なるほど、この意気である。」
ごめんなさい。
「全学陸上部と兼ねない人がどれだけ練習熱心かで部の強さは決まる。」
これはその通り。15年経っても真理は変わらないから、キャプテンが目にとめてくれたのだろう。

2009年8月6日木曜日

「エリート選手の健康診断の有用性」

陸連の医事委員長からよくIAFFの会議録だとかWADAの新規決定事項だとか理事会への提案書だとか役立ちそうな論文だとかがメール添付で送られてくる。ほとんどは「今は読んでる時間がないよ」と口の中でもごもご言いながらスルーしてしまうかまたは(後で勇気が出たときにスルーするために)Gmailの受信トレイに残しておく。
が、今朝は「片付けモード」の気分で、推薦論文を斜め読みしてみた。
IOCが「エリート選手の定期的な健康診断の有用性」について出したstatement、という特に面白味のないテーマ。そりゃあ、健康診断はいっぱいした方がいいに決まってるでしょ。特に副作用があるわけでもないし。
先日も中村俊輔選手の所属するエスパニョールのキャプテンが心臓発作で突然死した、と報道があったが、ひょっとしたらこういうリスクのある選手を事前に察知できるかもしれない。
でも、スペインのプロチームともあろうものがシーズン始めにメディカルチェックで心電図をとらない、なんてことはないだろうなあ。となると心臓突然死を防ぐと言っても限界がありそうだ。
そもそも「エリート選手」って誰のこと?JISSのメディカルチェックは、JOCの強化指定選手とか各競技団体の強化指定選手とか各国際競技会の日本代表選手とかを対象にやっているけど、ま、予算やキャパシティを考慮すると現実にはそういうことになるのかな。特にIOCが言っているのだからね。
でも本当は「インターハイや高校駅伝に燃えている高校生」とか「チームでも中位・下位の実業団駅伝選手」とかにメディカルプロブレムはかえって多いような気がする。本当は僕もJISSでエリート選手の相手だけしていないで、そういう選手の面倒も見たいんだけど。
さらにこういうメディカルチェックが選手に定着するためには、選手に「面倒くせえなあ」と思わせる義務ではなくて、メリットを感じさせなくてはいけない。
そういう意味でこのstatementの中でただ1箇所だけ目にとまったのが、
「定期的健康診断のもう一つの大事な役割は、今後継続してお世話になるかもしれないメディカルスタッフと知り合いになる機会をアスリートに提供すること」
というくだり。なるほどね。これは内科や整形外科のドクターや、ナースについて言うと確かにそう。
婦人科についても、仮に月経不順とか月経痛などの症状があっても、婦人科なんてところをわざわざ受診しようとと思い立つ選手はごく一部。メディカルチェックの一部門として気軽に面談ができて、「婦人科はそんなに恐ろしいところじゃないよ〜、話のわかるドクターもいるよ〜、気軽に相談してよ〜」とアスリートが感じれば、それは確かに意味がありそうだ。
けど、JISSでは(増えたとは言っても)婦人科の診察日は月6回だけだから毎回面談することは不可能だなあ。結局、そこのところの役割は常勤の内科の先生方に担って貰わないといけないみたい。

2009年8月4日火曜日

ダメージ大

今回のウルトラは多大なダメージを脚に残している。
両ふくらはぎはつったときの痛みがそのまま固着したように堅く張っていて全く弾性がなく、歩くのに一苦労。軽くなでさすっただけでも激痛。両大腿裏もパンパン。
両大腿四頭筋もすばらしく筋肉痛なので、階段を下りるのが困難。手すりにつかまってロボットのように下りている。同僚に見られたくないので、みんなをやり過ごしてからロボットになる。さらにはエレベーター多用中。
さらに左のシューレースを締めすぎていたのか、足甲の一点が痛む。左足は変にひねるように着地しないと痛い。
大学から東毛呂駅まで歩く気が起きず、なんと雨でもないのに帰りはタクシー。
明日はせめて自転車通勤まで持って行ければ・・・。
2日間2XUのロングタイツをはいて過ごしたが、焼け石に水。
昨日の当直、夜間はなにもなくてよかった。
ただしランニング意欲だけは亢進していて、よさの大江山登山マラソンにもエントリーしてしまった。
9月の休日当直をするところがなくなってきたぞ。

2009年8月3日月曜日

奥武蔵ウルトラマラソン〜路面に座り込むの巻


小雨で涼しい奥武蔵ウルトラマラソンはこんなにも楽なのか、と感心しながら前半から絶好調。新品のゲルフェザーも快調。序盤の誤算は「ひざかんたん」が20kmでもうはがれてしまったことぐらい。
上りも快調にぐいぐい上がれ、フルの通過は例年より30分も早い3時間39分14秒。目を疑ったくらいである。
ところが大野峠を過ぎて県民の森折り返しに近づくあたりからなんとなく大腿前面(四頭筋)のいや〜な疲れを自覚し始め、それでも目標ペースである5km27-8分は維持できていたのだが、、60kmすぎに完全に「破綻」した。とにかく下りがまともに下れない。大腿四頭筋の張りと着地時の痛みに耐えブレーキをかけながらおそるおそる脚をすすめるものだから、ふくらはぎもどんどん張り始め、急な下り坂の途中で左腓腹筋がぴきーっとつった。必死に膝下で腓腹筋を押さえつけながら苦しんでいたら、踏ん張っていた右腓腹筋もぴきーっとつる始末。路面に座り込むことに相成った。1分ほどで立ち上がれたのだが、その後の下りは悲惨な有様となった。まだ上りの方がまし。でも後半は下りばっかりなんだよねえ。変な衝撃吸収をするせいか、一時は右の頸部(クビ)の付け根にも激痛が走る有様。
普段の練習ではがつがつ足音を立てて駆け下りている場所を、「あー、もうやだ」状態で痛みに耐えつつへっぴり腰で下ることになった。60km以降だけで30人以上は抜かれたかな。
結果は7時間18分17秒で総合111位。3年前のベスト記録にわずか26秒及ばず。当時から距離が2km弱伸びているから実質ベストと言ってもいいんだけど、この絶好の気温でこれではねえ・・・。
最後にクリールの樋口編集長と立ち話。先月号のママさんランナーの記事に登場していたおかげか、名を名乗っただけでわかってくれた。
樋口さん、今度は真夏の汗だらだらの奥武蔵ウルトラを見に来てほしい。今回はエイドの有難味が例年に比べて薄れていたし、見晴らしも全くといっていいほどなかったし。記録は出しやすかったけどね。

2009年8月2日日曜日

「スポーツ産婦人科医」デビュー

これまで、スポーツ医学関係の学会や研究会、あるいは陸上競技関係のシンポジウムや講習会で「婦人科」の話をしたことはあったが、昨日は初めて「産婦人科の」研究会で「スポーツの」話をした。
その名も埼玉県産婦人科医会「ホルモンと生殖医学研究会」。主幹事の石原先生からの要請(命令?)でスポーツ医学のことを演題に出したわけだが、他には、「不育症」や「凍結胚盤胞移植」などのアカデミックなタイトルが並ぶ中、「女子スポーツ選手・・・」はちょっと場違いだったろうか?主催側も多少そう思ったらしく(いえいえ否定しなくてもいいです、わかっています)、客の入りがもっとも少ないであろうトップバッターに割り当てられた。
「無月経の女子選手に一生懸命ホルモン補充療法をしても、必ずしも骨密度は上昇しないみたい」という少々悲観的なお話をしたのだが、一般の産婦人科の先生方にとっては、無月経の選手の比率が高いことも、骨粗鬆症の選手が多いことも、驚きだったようである。一番嬉しかった感想は「スポーツ婦人科っていう分野があるんだねえ」というものである。
なかなか科学的、統計的に意義のある話をするのが難しい領域ではあるが、みんなの興味をひくことだけは間違いなさそうである。

2009年8月1日土曜日

明日は奥武蔵ウルトラマラソン

明日は5回目となる奥武蔵ウルトラマラソン。
初回は埼玉医大への転勤後すぐのレースで、転勤が決まるやいなや、すでに定員一杯のところを無理に「医務員をやりますから」と主催者のT山さんに直談判して走らせてもらった。だからこの大学にもこれで丸4年いたことになる。
奥武蔵グリーンラインのコースは時々練習でも走るので年々慣れていっているはずだが、ここ2年は後半に「もー、やーなの」とつぶやきながらとぼとぼと歩を進める大失速を味わっているから、今年こそは「上手に」走りたい。
走行距離は十分ではないが、例年に増して4月以降、休日にはたびたびトレイルやロードで3時間以上のロングランをこなしているから、その貯金が利くことを期待しよう。

鮮やかレッドの勝負ランシャツをアートスポーツ通販で手に入れ、気分もちょっと盛り上がってきた。
シューズも3年前の成功レースのときに倣って、新品のゲルフェザー(旧モデル)を安売りで購入。一昨年はGT-2110、昨年はゲルDSトレーナーで失敗しているから。今回もダメなら、今度はニューモデルのゲルフェザーを正価で購入するしか道は残っていない。
幸い明日は曇の天気。下界は30℃近くなるようだが、きっとグリーンライン上は日陰なら25℃くらいかな。
スタート前とゴール後は救護所にいて、救護活動にも当たるのがT山さんとの約束だ。