東医体(トーイタイ、正式には東日本医科学生体育大会)の監督に行ってきた。というと偉そうだが、競技も終わりが近づいた2日目の後半に顔を出しただけである。埼玉医大陸上部の監督としては、怠慢の誹りを免れ得まい。5000mに出場した部員を1名応援できたのみである。21分かかったが、ビリではなかったしタイムオーバー打ち切りのルールもなかったようでよかった。
800m決勝では1分51秒台というたいへんにハイレベルな大会記録が生まれたそうで、見逃したのが残念である。僕が15年前に出した大会記録の、次の次の次の大会記録だと思う。これはちょっと自慢が入ってしまった。
ただし鉄門陸上部のOBとしては、5000m、4x400mRといった見所に間に合い、たいへん面白かった。
5000では後輩3選手が8位入賞を目指して果敢な走りを見せてくれたうえに、それ以外にも2人ほどかつての走り仲間が走っていたし、優勝争いもハイレベルですっかり檄の声が裏返ってしまった。
最後のマイルリレーは16年前に優勝を勝ち取った種目。東大がマイルに勝つなんてと驚きを持って迎えられたことを思い出す。ただ、その翌年はエースが直前肉離れで走れず4位。6年のときはバトンを落として決勝最下位、と悔しさも味わっている。学生がそんな歴史を知っているのかどうかわからないが、今回14年振りの決勝進出ですよ、などと話しかけてきたところを見ると、伝説にはなっているのかもしれない。おっとまたまた自慢が入ってしまった。
1走最下位からスタートする苦しいレースだったが、3走の中距離選手(2年)の驚きのラスト伸びで順位を上げ、下位争いとはいえ盛り上がった。今は個人のスーパーエースはいないようだから、マイルリレーを重点強化種目に指定して、目標来年3位、再来年優勝と計画的に取り組むべきだ。と、主務相手に力説してきた。
今年の部便り(年報みたいなもの)を見ると、キャプテンが過去の部便りの「名言集」を編んでいる。僕の学生時代の「青い」名言が2つも載っていた。
「いくら臨床実習だ国試だといっても、スポーツの一つもこなしながらクリアしていくぐらいでないと、実際医師や研究者になってからもたいした仕事はできない、と言った先輩がいた。なるほど、この意気である。」
ごめんなさい。
「全学陸上部と兼ねない人がどれだけ練習熱心かで部の強さは決まる。」
これはその通り。15年経っても真理は変わらないから、キャプテンが目にとめてくれたのだろう。
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