2008年7月17日木曜日

リューデスハイム



最終日はフランクフルトからリューデスハイムへ。ライン川沿いのきれいな観光都市だ。川の両側には平野が連なるのではなくて、すぐに小高い山となる。展望がきいてなかなかの光景。ハイキングコースもあって、一部歩いてみた。
有名なローレライの岩までもバスで遠征。

フランクフルト



ビドゴシチからバスの長旅でベルリン。そこからすぐフランクフルトまで飛んで一泊というスケジュール。
夜はゲーテ広場のカフェに繰り出して地ビールをいただいた。
朝練のライン川沿いは両岸に散歩道が整備されていて、陽光の下に楽しく走れた。大聖堂はなかなかのもの。

2008年7月16日水曜日

世界ジュニア最終日

昨日で世界ジュニアが閉幕した。最終日は男子110mHで中村選手が大接戦のメダル争い。3位とわずか0.02秒の6位となったものの大いに盛り上がった。
また男子5000mで村澤選手(佐久長聖高)がケニア2人、エチオピア2人、ウガンダ1人からなるハイペースの先頭集団に果敢にもつき、後半はさすがにペースダウンしたものの粘って13分58秒で12位に入ったレースもすがすがしかった。村澤君とは前日の朝練でたまたま追いつかれたので一緒に2kmぐらい走っていたので、特に共感をもって応援できた。
最終のマイルまで見て、選手、役員で写真をとりまくり、ファイナルバンケット(共通の懇親会)に出席し、帰寮。21時でもまだ明るい。
最後は長距離コーチ部屋に出かけていって打ち上げ。
体調不良の選手が出てきている。無事に日本に帰るまで気を抜けない。

2008年7月15日火曜日

Bydgoszcz最終練習は3時間LSD


最終日は競技が午後からなので、午前中に宿舎から走りに出かけた。これまでの朝練で、だいたい付近の地理は理解した。地図上では南北に走る主要道路と見えながら、実際は未舗装の道がある。これを北へと進むと台地状の別の森に入ることができそうだった。
バックパックに地図と水500mlと携帯、カメラ、お金などを入れ10時に出発。
実際走ってみるとこれが素敵な森林散策路(写真)。前から3人連れのノルディックポールを手にした中高年ご婦人が歩いてきただけで、誰にもすれ違わない。日曜なので多くの人が教会に行っている時間だったのかもしれない。道はぎりぎり車が通れる幅で轍の跡がある。アップダウンはわずかにあるがほとんど平坦。

驚いたことにずっとサイクリングの表示があり(写真)、こちらではサイクリングロードといっても平気で不整地を指定している。
日差しがきついが森の中は遮られて涼しい。1時間北上したところで左に大きく曲がるトレイルの交差点があり(写真)、今度は西方向へ。最終的には大きく四角形を描くように森の中、町中、部落の中などを抜けて約3時間、30kmのLSDであった。さすがに疲れた。涼しいとはいっても汗は相当かいて、水も飲みきってしまった。

練習後は宿舎の食堂で、オレンジジュース3杯、ポーランド風スープ3杯をがぶ飲み。固形物は受け付けない気分。

2008年7月14日月曜日

大会5日目



大会もあと2日。女子3000mはケニア、エチオピア勢とのバネというかスプリントというかモノの違いを見せつけられたが小原、沼田両選手とも健闘した。この大会、女子の長距離は3000と5000と2種目あるのだが、どうもおさまりが悪い。2倍も距離の差がない種目なのだ。しかも3000m障害もある。女子の競歩が10000mであることを考えると、思い切って3000mはなしで5000と10000でいいような気もする。ただ、そうすると今回5000でも12人しか出場者がいなかったので、10000だともっと減るかもしれない。
また日本に期待種目の4継の決勝も行われた。決勝進出8チームのうち、アジアが日本、タイ、台湾と3つも入ったのが目を引き、それ以外は(イギリスを含めて)黒人選手から成る国ばかりだった。日本はイギリスとの同タイム着差を制して4位に入った。残りのアジア2ヶ国が7位、8位だった中、大健闘といえるだろう。応援のスタンドも大いに盛り上がった。リレーのノウハウ、バトン技術などは日本が誇るべき技術なのだと思う。五輪の前哨戦として見てもまずまずだったと言えるだろう。
マイルリレーの予選で9位に終わり決勝進出を逃したのが痛い。女子5000mのラストでも同じだったが、欧米選手はばてかかっている先行日本選手にねらいをつけると必ずと言っていいほど最後に刺してくる。マイルでは地元のポーランドに決勝進出をプレゼントすることとなってしまった。まあ、最終種目に開催国が出ないのでは盛り上がらないからと自分を慰めてみる。

2008年7月12日土曜日

競技場から宿舎までのトレイルランニングコース発見


大学の寮を改装した宿舎はBydgoszczの郊外の幹線道路沿いにある。試合会場までは大会専用のバスで約20分かけて移動しているのだが、当然通勤ランが日課の僕としては、なるべくいいコースを見つけて走って移動したいところ。そのために愛用のアシックスのバックパックも持ってきている。
地図を見るとほぼ真っ直ぐ宿舎北側の交差点から競技場の北側の線路を渡ったところを目掛けて道が表示されている。昨日は競技終了後にこの道を走って宿舎に帰ってみることにした。実際に走ってみると地図で想像していたのとは違い、車の轍があるものの細い未舗装道路。しかも所々で工事をしている途中なのか道に大きな穴が空いている。
しかし途中からは工事中の箇所もなく、写真のような真っ直ぐのトレイルが森の中をどこまでも続く。つい時代を錯覚しそうになる。前からドイツ軍の戦車が走ってきても不思議でない、と言えばいいだろうか。日本ではトレイルというとほとんどが山道ということになるが、全くの平坦トレイルをここまで長く走れることはまずない。脚にも優しいのでバネの感覚も効かせながら快適であった。
このトレイルの終点は朝練習で来ている宿舎から2kmほどの交差点。計9km弱を約40分で到着。ほとんどを未舗装の路面を走れるこのコース、気に入った。

2008年7月11日金曜日

Bydgoszcz市内観光


昼間に市内観光。競技場からトラム(路面電車)に乗り、5分ほどGdanska通りを南へ行くと、市の中心部にやってくる。ここでBrda川を渡るのだがこの橋からの光景が名所になっている。川岸には煉瓦造りの建物が迫り、カフェもあり、花に囲まれたきれいな橋だった。
旧市街は橋の南側一帯。ゴシック様式のカトリック教会が2〜3あり、内部を見学することができた。さすがに現ローマ法王を輩出している国だけあってカトリックの伝統には重みを感じた。ちょうど15時半に教会の鐘楼から重厚な鐘の音が響き始め、映画の一シーンのようだった。田舎の一地方都市、と少々馬鹿にしていたが、なかなかどうして。旧市街の雰囲気には圧倒された。

なおこちらは至る所にアイスクリームスタンドがある。街を行く女性の3人に1人はアイスクリームを片手になめながら闊歩しているのだ。男性でアイスクリームは少数派のようだったが、ここは地元の名物を試してみないわけにはいかない。日差しが強い昼下がりには、特においしかった。

2008年7月10日木曜日

大会3日目



昨日は女子10000m競歩で2つめの入賞(岡田選手)。熊谷女子高校は地元埼玉だけに応援にも熱が入った。
午後の男子10000mでは柏原選手が7位入賞。ケニア・エチオピア勢に果敢について3000を8分20秒で通過。そこから粘りのレースとなった。
僕自身は競技を終えた選手と一緒に朝練60分jog。なかなか楽しい。

2008年7月9日水曜日

大会1日目、2日目



女子5000mで最初の入賞(西原選手)。ケニア・エチオピアの上位4人は桁が違う強さであっという間にスパートしていってしまい、残る5-10位集団の中でじっと我慢して終盤でじわじわ上がって5位。見事な走りだった。
僕自身は2日連続で午後は競技場まで走って出動。ガソリンスタンドで購入した地図で最短距離を研究した結果、約10km、49分で到着。連日20km以上走れている。平地ばかりなのが富士登山競走へ向けてOKかどうか気にかかるが。

2008年7月8日火曜日

大会前日〜ブルーのきれいな競技場


午前中に初めて今回の世界ジュニア陸上が行われるBydgoszczのZawisza Stadiumへ行った。目に鮮やかなブルーの舗装で、おそらくこの大会に備えて敷き直したきれいなトラックである。僕も3周ほど走ってみた。
救護室の場所、ドーピングコントロールルームの場所を確認し、午後にはメディカルミーティングもあり、いよいよ明日から競技開始。
大学寮から競技場までは約11km。これを午後には走って行ってみた。途中雨に降られてずぶぬれに。前途多難である。

2008年7月7日月曜日

ベルリンからビドゴシチへ移動〜バスの長旅



今回なぜビドゴシチへワルシャワ経由で空路入るというルートが選択されなかったかはわからないが、結果的にはたいへん長いバスの旅となった。ベルリンからドイツ・ポーランド国境まではアウトバーンで約1時間半。写真は国境をバスで越えるところ。そこからビドゴシチまでは約270km。ここからは片道1車線の国道?だから、せいぜい平均60km。信号もある。途中ポズナニでポーランド風ランチをいただいたのは予期せぬ楽しみだったが、10時に出発して着いたのが17時過ぎだったから、疲れた。
今回日本チームに割り当てられた宿舎は工科大学の寮。写真で見ての通りの質素な建物だが、内装は今回選手村になるにあたってきれいに快走されているようだ。
まだ時差に慣れず、10時には眠気に耐えきれず就寝。

2008年7月6日日曜日

世界ジュニア陸上〜ベルリン泊


昨日から世界ジュニア陸上の日本代表チームに帯同している。
朝成田のホテルで選手団と合流し、フランクフルトを経由してベルリンまで乗り継ぐ長旅。疲れたが、2XUのコンプレッションタイツが効果を発揮したのか、今朝は調子よく5時半から朝練へ。
ホテルから北側に川(運河?)があり、その川沿いを走ると近代的に改築されたベルリン中央駅などがある。さらにその南側にはTiergartenという公園が細長く広がり、ここがとても走りやすかった。不整地もあり、好天で、涼しく(15℃くらいか)、絶好のコンディション。このままポーランドへ行かずにここで調整しては、と提案したくなるぐらいであった。
約70分走った。選手を含めても一番走ったかも?
将来ベルリンマラソンにでもエントリーして再訪したい。一泊するだけではもったいないベルリンの朝だった。