2012年12月7日金曜日

Bose SIE2i スポーツヘッドフォン使用感

 毎日の通勤ランの際には、iPhoneとイヤフォンが欠かせない。僕にとってランニング時のイヤフォンに求めたい条件は、以下のようなものだ。
①装着が手早くできること
②走行中にはずれにくいこと
③通話マイク・音量調整ボタンが付いていること
④防水・防汗であること
⑤コードの長さが適切であること
⑥できれば音質がいいこと
⑦遮音しすぎないこと
なかなかこれらを全て満たすイヤフォンが見つからない。
アップルの純正イヤフォンは(スピーカー部のカバーをつければ)④以外は合格なのだが、なにしろ汗に弱く、夏場に装着するとすぐ故障する。すでに5本はダメにしている。
audio-technicaのATH-CP500は、②③④はいいのだが①が問題。朝の忙しいときにぐるっと耳介を回して首の後ろに通してという作業が面倒である。⑥の音質も、満足できない。

SONYのMDR-AS35Wも試したが、頭の上をぐるっと回すスタイルが気に入らず、要するにキャップやビーニー、サングラス装着時に併用しにくいため、お蔵入り。
Klipsch IMAGE S5Iがベストかと思われたが、⑦の遮音性が高すぎ、路上で走るには近づいてくる車の音が聞こえずあまりに危険なため、ランニング用にはダメ。
Boseの最初に出たインイヤータイプのイヤフォン(MIE2だったか?)も以前、一時愛用したが、当時はちょんと耳の端っこにのっけるだけのイヤーピースだったこともあり、②のはずれやすさが問題で、冬場のビーニー着用時のみ耳をイヤフォンごとおさえつけて使用していた。ただし間もなく断線して片耳が聞こえなくなってしまった。音質がたいへんよかっただけに残念だった。
さて、そのBoseからスポーツ用として初めて発売されたのがこのSIE2i。期待度高く、ただちに購入。この1ヶ月装着しているが、なかなかの満足である。耳介内にすっぽりおさまるタイプのイヤーピースは以前のようなはずれやすさがなく、走行中も問題なし。①〜⑦全てをクリアしているといってよい。ただし⑥の音質だが、Boseの(定評ある)重低音強化を期待していると、やや違うといっていい。最初にBoseのイヤフォンを聴いたときにはその豊かな低音域に感動したものだが、その感動は再現できない。もっとも走行中は音楽よりもラジオのPodcastを聴くことがほとんどになっているので、あまり音質にはこだわらないから、実際上はあまり問題にはならない。
他社のスポーツ用イヤフォンに比べて高額なので、それだけの価値があるかどうかが微妙なところだが、少なくとも現時点で僕にとっては最高点のイヤフォンとなっている。

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