2013年7月11日木曜日

AERA 7.15号でも安藤美姫選手記事にコメント

最新号のAERAにも安藤美姫選手の記事があって、そこに電話取材でコメントした。こんな記事になっている。



一般的に、出産でトレーニングを中断したり、練習量が減ることで競技力は低下する。妊娠・出産によって体重や体脂肪が増えたり、ホルモンの影響で靭帯が緩んだりするなど体の変化もあり、産後1年ほどは元の体に戻すのは難しいと言われる。
日本陸上競技連盟の医事委員などを務め、女性スポーツ医学に詳しい埼玉医科大学の難波聡医師は、
「一時的に競技力が低下しますが、1年ほどで影響はなくなります。ただ授乳期間中は緊満した乳房を抱え、敏捷性やスピード、ジャンプの高さを競うのは不利で、本格的に競技復帰をするのは難しい面もあります」
ただ、故障さえなければぎりぎり間に合う可能性もあるという。逆にブランクが好影響を与えることもある。慢性疲労やケガからの回復が見込めるからだ。
 怖いのはケガだ。難波医師によると、授乳中は骨密度が低下しやすい上に、出産後に体重を減らそうと食事制限することでカルシウムなどの栄養素が不足し、疲労骨折などを起こしやすい。早くアスリートの体を取り戻そうと、筋力が戻らないうちに無理なトレーニングをすることも多く、ケガをしやすくなるという。
 4月に出産した安藤も5月に練習を再開し、6月のアイスショーで産後2カ月とは信じがたいスリムな体型を披露。急激な減量や無理な練習による体への負担も心配される。


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