一般的に、出産でトレーニングを中断したり、練習量が減ることで競技力は低下する。妊娠・出産によって体重や体脂肪が増えたり、ホルモンの影響で靭帯が緩んだりするなど体の変化もあり、産後1年ほどは元の体に戻すのは難しいと言われる。
日本陸上競技連盟の医事委員などを務め、女性スポーツ医学に詳しい埼玉医科大学の難波聡医師は、
「一時的に競技力が低下しますが、1年ほどで影響はなくなります。ただ授乳期間中は緊満した乳房を抱え、敏捷性やスピード、ジャンプの高さを競うのは不利で、本格的に競技復帰をするのは難しい面もあります」
ただ、故障さえなければぎりぎり間に合う可能性もあるという。逆にブランクが好影響を与えることもある。慢性疲労やケガからの回復が見込めるからだ。

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