2010年7月24日土曜日

富士登山競走~やっと余裕の完走、ついでに4時間切り

2年前に初出場したときには(山頂コース)、馬返しまでのロード区間も暑くてペースが上がらないわ、不整地になったらまったく走れず歩いてのぼるしかないわ、挙句の果てには七合目以降でたびたびふくらはぎが痙攣して立ち止まるわで、やっとこさ4時間28分という制限時間2分前のゴールだった。
当分出ない、と決めていたのだが、なんと今年から過去3年以内の同大会の実績(五合目通過タイム)がないと山頂コースのエントリーさえできなくなるということになり、それなら少なくとも2-3年おきに出場し続けないと、山頂コースのエントリー権を失ってしまうわけで、急遽出場を決めた。
今回も山登りのトレーニングは十分にできなかったが、先週の1500m、5000mのトラックレースで最近5年間のベストタイムが出ていて走力自体はまずまず好調、裏TTRや医局旅行三ツ峠などのトレイルランはまあまあやっていたことから、2年前のようなことはないだろうと見ていた。ただし仕事の疲労はけっこう溜まっていたが・・・。
半袖ジップアップシャツ+ボックスパンツ+2XUアームスリーブ+ザムストソックス+古い(7年前くらいの)ターサージャパンという装備。 キャップとサングラスと指切りグローブとボトルポーチ(400ml)両足には件の痙攣防止バンドも。
馬返しまでは暑さとの戦いだったが、快調に登ることができ、ペースを落とす選手をどんどん抜いていく。ただし苦手の不整地区間に入ってからはなかなか走り登ることができず、それでも脚に余裕はあるので、少しずつ順位を上げていく。
馬返しは63分、五合目は1時間57分の通過。ゴールは五合目の2倍になる、という先輩ランナーの言葉を思い出し、2年前に比べて好ペースであることを自覚する。
ところがアクシデント発生。古ターサーのアウトソールが爪先側からはがれ始めている。もしミッドソールまで損傷が及んだら登り続けられないかも。幸い足に突き上げ感はなく、不安になりながらもそのまま登る。
五合目以降もほとんどが歩き登りだが、少しずつかわしてピッチよく上がれた。六合目で応援してくれていたというハリ天さんを見つけられなかったのは痛恨。このあたり日が陰っており、一時、急速に冷え込んだ。汗とかけた水でびしょぬれだったパンツとシャツが少しずつ乾き始める。
さすがに八合目あたりからはだいぶ脚に来て、砂地に足をとられるたびにペースダウンしていったが、ふとカシオ・プロトレックの高度計を見るとすでに標高3200mを越えていて、残りもわずか、両手もフル動員して最後の岩場を登り切り、念願の3時間台(57分半)でゴール。前回を30分以上上回ったわけだから、自分としては大満足、感激だった。幸い頂上は晴天。500円でコーラを買ってしばし休憩。
もちろんフルマラソンや5000mのタイムからするとこのタイムは「遅すぎるんじゃないの」という向きもあるだろう。フルマラソンなら勝てる女子選手にもことごとく負けてしまう。いつか奥武蔵ウルトラで競った落合尚美さんは、僕より30分も先着して2位に入賞していて、少々ショックを受けた。喜んでばかりもいられない。ただ富士登山競走は自転車のヒルクライムと一緒で軽量選手が圧倒的に有利。中量級が歩くしかない傾斜でも軽量級の選手は走り登れる。というわけで平坦路ではまた違うだろう。
なお、途中1回だけ右ふくらはぎが攣りかけたが、その後は大丈夫。2年前に痙攣で苦しんだことを考えると、「痙攣防止バンド」、効いているような気がする。
一方、ソールのはがれたターサーは完全にお陀仏。あまりに古いシューズだと接着が弱っているのか過酷なレースには耐えられないようだ。反省。 
9日後には奥武蔵ウルトラマラソンに出走予定。疲労がどこまで抜けるか。

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