2012年2月5日日曜日

せっかくの別大マラソン〜風邪に惨敗

先週の日曜から喉の調子は変だったのだが、火曜日の当直で悪化させてしまい、金曜日まで3日間咳と熱が続き、となるともちろん欠場も考えた。というかレースに出られる状態ではなかった。しかしまあ、飛行機や宿のキャンセルも面倒だったし、行ってしまえばクスリで症状はどうにかなるだろう、という楽観的な(スポーツドクターとしてはいささか問題のある)発想で、とりあえず別府にやってきてしまった。
何とか熱と鼻水はクスリで抑えた状態。ただし途中棄権は大いにあり得るので、その場合応援に来ていただいている九州の親戚に連絡をとるため、初めて(トレイルレース以外で)iPhone持参で走ることにした。ウエストポーチは、iPhoneとザバスのエネルギーゼリー(180g)で満タン状態。ずしりと重い。
どうせ出るならサブスリー!という目標としたが、序盤でそのペースが簡単でないことがわかる。何とかキロ4分15秒以内をキープしたが、それも中間点まで。大腿四頭筋に疲労を感じ始めると、後はペースは右肩下がり。さっさとペース維持をあきらめたおかげで、何とか歩くことなく3時間11分かかってゴール。昨年夏の北海道マラソンで3時間23分かかったときほどではなかったが、せっかくの好条件で行われた、しかも自己ベストを出したことのある思い入れのある別大マラソンでこれでは、実に情けない。ただ、数日前の病状を考えればよく完走できたなあとも思う。
幸い、走行中はアドレナリンが(喘息治療にステロイドが効くように?)気道過敏性・気道浮腫・気道分泌物産生を抑制してくれるのか、鼻づまりや咳に苦しむことはなかった。これは「走ると風邪が治る」という一部のランナーの感覚にも一致する。
1週間休んでいたのだから脚は元気かも、という期待?もあったが、大腿四頭筋のような支える筋肉は、刺激がないとあっという間に弱ることも実感した。
疲れがとれたら、5週間後の京都マラソンへ向けて、再始動だ。今日より20分早く走ってやる。

4 件のコメント:

IGA さんのコメント...

お疲れさまでした。
体調不良で力が発揮できないのは、悔しかったと思います。
次の京都マラソンは、万全の状態で臨めたらいいですね。

私の方(愛媛マラソン)は3時間12分台でした。アップダウンに足がへばってしまいました。
まだまだ弱いです・・・。

難波 聡 さんのコメント...

IGAさん、奇しくもほとんど一緒のタイムでしたね・・・。やはり風邪でフルマラソンに出走するのはおすすめできません(笑)。来年はぜひ別大をご一緒に。

サイトウ さんのコメント...

難波先生、別大マラソン本当にお疲れ様でした。
風邪で熱まであったんですね。
先日は、安易に“活躍を期待しています”とコメントしてしまい、申し訳ありませんでした。
ただ、このような体調不良の中3時間11分でゴールされるとは、難波先生の根性と走力に驚かされます。
次は京都マラソン頑張ってください!!

難波 聡 さんのコメント...

サイトウさん、ありがとうございます。風邪でもどれくらい走れるものか、試してみちゃいました。序盤抑えたつもりがずっと心拍数160越えでした。やはりきつかったです。調子が悪いときは、脚も風邪もいちどに来てくれた方がいいので、今回全部厄を落としたという風に考えようと思います。