2008年8月2日土曜日

埼玉インターハイ最終日


今日は午前の外来を終わらせてから、熊谷へインターハイを見に行ってきた。実はインターハイを観戦するのは初めて。自分が高校生のときは、たしか関東圏で開催されなかったし、卒業してからはわざわざ見に行こうなどとは考えもしなかった。
今回はもちろん世界ジュニアで知り合った監督さんたちに挨拶して、代表選手達の競技ぶりを見ておきたいと思ったわけで、47年に一度の地元開催なのに全く知らんぷりももったいない。
で、正直な感想は、「え、インターハイってこの程度の盛り上がりなの」というもの。都大会とか支部大会とかと特に雰囲気はかわらない。もう5日目で残り種目も少なくて、みんな疲れちゃっているのだろうか。
僕自身は南関東大会もインターハイも行ったことがないので、あこがればかりが強かったのかもしれない。関東インカレの方が統一のとれた応援と観客数の点で、盛り上がっているのでは。
これでは高校野球や高校サッカーなどと比べると、あまりにも「地味」。これは選手も、他競技に逃げてしまうぞ、と思った。
で、今日お目当てだった種目は3000障害。両角監督に注目するようにと言われていた佐久長聖の選手がちゃんと2位に入った。優勝が仙台育英の留学生だったわけだが、これが長距離種目がいまいち盛り上がっていない一因と感じた。なにしろ前半はおとなしくしているのだが、後半にあっという間に出て行ってしまい「全然実力が違うな」という無力感を日本人選手にいだかしめる走りなのだ。
女子3000も留学生について言えば全く同じ展開だった。これでは日本人はいくら頑張っても2位がいいところなわけで、いまいち走る方も応援する方もやる気が出ないのも当然だろう。
世界ジュニアでご一緒した先生方と出会って話したところの結論は、やはり世界ジュニアに出た選手達はインターハイでふるわないということ。110Hも200も400も5000も、世界ジュニアで高校生離れした走りを見せた選手達が、インターハイで勝てない。やはりコンディショニングが難しいのだろう。
ちなみに佐久長聖の村澤君は、留学生についていく果敢なレース運びだったものの、早々に離れてしまって日本人集団に追いつかれて6位だったとのこと。日本人4位という結果だけ見て心配したが、積極的に挑んだ結果だということで、ほっとした。でも本調子なら終盤までついていったか、一泡吹かせたかできたはずだからやはりこれも世界ジュニアの後のコンディショニングか。
なにしろ僕自信ががまだ時差ぼけの影響なのか、昼間11時くらいに極度に眠くなり、夜なかなか眠くならないというリズムに苦しんでいるぐらいだから、選手本人は大丈夫、と思っても案外影響は残るのかもしれない。
こうして世界ジュニア帰りの選手達のコンディションがいまいちなことが多くの監督の意識に植え付けられてしまうと、来年以降もますます有力選手の世界ジュニア、世界ユース出場辞退が増えてしまいそうで、心配である。8月後半か9月の世界大会開催なら問題ないのだが・・・。

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