2009年10月15日木曜日

東京マラソンの出場枠の話の続き

クリールの樋口編集長も期せずして、男子3時間以内の人には出場権を与えては、という私と同じ提案をしていた。女子3時間15分、というのもこれまでの「国際レース」参加基準と同じなので、受け入れられやすい区切りだ。
確かに申込人数、倍率が増えれば増えるほど、増えた分はマラソン未経験者であることが多いので、3時間以内、3時間半以内がさびしくなってしまうだろう。ただ昨年のレースを医務員として38km地点で見た限りにおいては、2時間40分から3時間レベルの選手もそうポツッポツッというほど点在していたわけではなく、小人数集団形成できるくらいには人数がいた。
それよりも、ある程度本気で冬にフルマラソンのタイムを狙おうという市民ランナーが、東京マラソンへの出場はアテにできないため、年間計画に組み入れようがない点が問題だ。結果として、ベテラン市民ランナー(3時間半を切るレベル)層にとっては、東京マラソンは「当たればラッキー」のイベントになり、なかなか半年前から計画を立てて臨む「メインレース」からはずれていく傾向にある点が淋しい気がする。
今度の東京マラソンは再び2月開催に戻ったので、冬型の気圧配置で北西の季節風となれば一昨年の大会のように、全体として(特に終盤)追い風という好記録を生む気象条件になる。前回は3月下旬の春の嵐に選手達は悩まされただけに、気象条件も注目だ。

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