(1)女子で優勝した豊川高校の留学生(ワイリム)の日本語は下手すぎる。インタビュアーが気をつかってゆっくり問いかけても、聞き取れていなかった。あれでほんとに日本語で高校の授業を受けられているのだろうか。ちゃんと教育もしないと、単に勝つために連れてきた助っ人と思われてしまうでしょ。あのインタビューで一気に豊川高校はイメージダウン。テレビ解説の山下さんにも「言葉もよく通じない中、指導がたいへんでしょうに」なんて言われてたけど、これは決して「感心」ではなくて「イヤミ」ないし「チクリ」でしょう。
(2)それに対して好感度高かったのは女子2位の興譲館。森政監督と1区の小原選手とは7月の世界ジュニアで一緒に遠征した。5区の久保木選手もわずか4秒差の2位なのに顔をゆがめて悔しがるでもなく「悔しいけどみんなで笑顔で襷をつなげてよかった」のコメントもグッド。
(3)世界ジュニア組からは熊谷女子から3区で岡田選手も出場。でも中継ラインに並ぶのが早すぎ。1位が到達する前から並んでいるのがテレビに映っていた。2分してやっと15位くらいで来るまで他校の選手に押しのけられそうになりながら中継ライン上で位置をキープしていたのは立派。
(4)「日本高校最高記録」というのは、外国人留学生がメンバーに入った記録は含まれないらしいことを初めて知った。
(5)男子はオレンジ色のユニフォームの学校がやたら多かった。佐久長聖、仙台育英、埼玉栄、倉敷・・・・。小林もパンツがオレンジ。チームカラーとしては確かに目立つけど、テレビでは区別がつきにくい。
(6)仙台育英の清野監督(24歳)。若い。青年監督。渡辺高夫監督から引き継ぐのは荷が重いだろう。テレビインタビューでのしゃべり方を聞いていても・・・・たどたどしい、というか少々幼い感じも。若いからダメということでは全くないが、他の海千山千の監督達や、生徒を預ける父兄達、選手を獲得しなければならない相手の中学校の先生達にナメられやしないか心配である。頑張ってほしい。
(7)仙台育英の4区斎藤君は、前半から少々顎の上がったあえぐようなフォームで、後続に絶対抜かれると思っていたが、独特の口ぱくぱく走法で逃げ切った。主人公が悪漢に追われているユーモア漫画みたいにも見えた。終盤はなんども目を見開いて歯を食いしばってあえぎながらペースアップを試みていて、普通はこれを何回もやっていると最後にがくっとペースダウンしてしまうものだが、この斉藤君は粘りきってしまった。驚き。
(8)佐久長聖はみんなフォームが同じような感じ。両肩を軽く持ち上げて腕でかかえるような感じでリラックスさせて、左右のぶれは全くなく頭も不動で、適度に上体を前傾させている。ピッチとストライドのバランスもみんな似たような感じ。箱根駅伝を走っている完成された大学選手みたい。本当に完成度の高いチームだった。
(9)佐久長聖がみんな似てみえるのはもちろん坊主頭のせいもある。世界ジュニアのときに両角監督が「坊主と携帯禁止が駅伝部の基本でしょ」とおっしゃっていたが、全くその通り。生活指導も行き届いているに違いない。立派である。そういえば村澤君もポーランドで一人で机に向かって勉強していたなあ。
(10)八千代松陰の1区は前半から上体が揺れ、苦しそうに集団についていて、最後はナンバーカードが一部とれて脚をひきずりながら後退していったように見えた。あれはもともとのフォームなのか、アクシデントだったのか、今でもまだ気になる。
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