2013年2月26日火曜日

ランナーズ4月号と神風

40〜41ページの「別大好きのランナーたちが魅力を語り合う!」という座談会特集に登場。
北西の緩い季節風が吹くときは、前半多少の向かい風を集団の中で我慢すれば、別府から大分方面に海沿いの別大国道を駈けるときに風が後押ししてくれる。特に、前半はほとんど向かい風がなく、レース後半に向けて追い風が強まるときなどは神風と呼ぶべき好条件になる、ということを述べたら、そのまま「神風」という言葉が掲載された。
まさに台風がらみの神風に乗って別大で10年ほど前に快記録を出した大学の先輩が使っていた言葉なので、オリジナリティーは先輩に譲らなければならない。

一昨日の東京マラソンを見ても、あるいは正月の箱根駅伝を見ても、風は記録の出しやすさを大きく左右することがわかる。
東京マラソンはスタート地点からゴールへのベクトルがおおむね北西から南東方向であるので、一昨日のように北風または北西風であれば、多少の向かい風区間はあっても、全体としてのベクトルは追い風になる。ちなみに東京マラソンはこれに加えて公認コース限度いっぱいの下り坂になっているので、記録が出やすいコースなのである。
別大も北西の季節風が吹けば、スタートのうみたまごからゴールの大分市営陸上競技場まで追い風ベクトルになる。というか、それを狙って3年前にコース変更がなされたと思われる。
駅伝のような場合は、一区間が完全に追い風になったり、向かい風になったりすることがある。なかなか破られない驚異の区間記録、というのはだいたい追い風の年に出されているものである。逆に今年の箱根往路は突風に近い南風に完全にペースを押さえ込まれたわけである。


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