別大から帰ってきた先週は病院の方が急に忙しくなり、なかなか更新できなかった。せっかく快記録を出した別大完走記だから、いい加減に書きたくなかったというのもあるけれども。
ちなみに忙しくなったというのは、急患が多かったというのはもちろん、2月は僕たちの診療チーム(普段は僕を含めて3人の医師からなる)に研修医がつかないことになりその分仕事が増えたせいもあるし、なにより4月からの新年度の人事や外勤の配置換えの相談・交渉が急に始まったせいだ。
ともかく、記憶が古くならないうちに別大のことを。
正直言って、11月のつくばマラソン前と比べて、調整は完璧ではなかった。まず冬場と言うこともあって体重がなかなか絞りきれない。57kg以下に落ちることなく、グリコーゲンを貯めまくる最後の3日間に入ってしまったから、直前はこわくて体重計を見ていない。つくば前より1kgは重かったはず。それにレース1週間前に行うグリコーゲン枯渇目的のロング走を、浦和の学会出席を兼ねて東上線霞ヶ関駅から浦和まで走ったのだが、予想より距離が5kg近く長く、大腿四頭筋を中心にかなり翌日には疲労が残ってしまった。疲労が抜けきれなくてマラソンが走れるわけがない。一時は、完全に調整失敗したかと暗澹たる気分になっていた。
4日前の水曜日に朝10km、夕10kmの通勤・帰宅ランを行ったときも、どうにも疲労感があり、全くペースが上がらなかった。グリコーゲンをいったん使い切るのが目的だから当然だと自分に言い聞かせてはいたが、不安は募る一方。
幸いこの冬はいちども風邪もひかず、喉や鼻の不調もなく、体調自体はずっとすこぶる良好。そこに望みを託すしかなかった。
レース前日は9時半頃の羽田発の飛行機で大分へ。どう見ても別大マラソン出場者と思われる、ウインドブレーカー姿やベンチコート姿でランニングシューズにスポーツバッグのランナーらしき搭乗者が何人もいて、少しずつ緊張感が高まる。
前日受付は別府のビーコンプラザで行われた。かなり雨が強く、翌日の天候が心配になる。その雨の中、jogをしている出場者もいて驚く。ちなみに僕は最後の3日間は一歩も走らない完全休養だ。ナンバーカードは491番で、560番ぐらいまでしかないからほとんどケツの方。2時間50分が出場資格で、48分半なのだから当然だが。しかもあの好条件のつくばで直前に切ったばかりなのだから、実力的には最低のあたりと思わなければならない。
前日宿泊は大分市内。ゴールの大分市営陸上競技場まであと2kmほどのコース沿いにあるホテルを選んだ。選択のポイントは大浴場があること。いい具合にあたたまることができた。ネット環境も良かったし、来年の前日宿泊もここにしようと思った。入浴の前には急遽ネット検索して徒歩2分のところにある床屋へ。短くランナーらしく刈り上げ、久しぶりに顔剃りまでしてもらい、さっぱりした。地元の人に応援の言葉をいただくと嬉しいものだ。
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