明日のフィニッシュ地点救護班の現地集合時間は8時30分である。従来の東京国際マラソン(男子)や東京国際女子マラソンのときも集合時間はスタート時刻の1時間以上前だったけれど、これはスタートとフィニッシュが同じ国立競技場だったし、なにしろレースがせいぜい3時間半しか続かないわけだからかまわなかった。しかし、明日は制限時間7時間なのだから、9時スタートで最終走者のゴールは16時になるわけだ。これは救護班としても長丁場になりそうだ。
それにしても、途中の救護所スタッフの集合時間は9時15分とか9時半とか、通過時刻に合わせてスタート時刻よりも遅らせてあるのに、フィニッシュだけはスタート時刻の30分も前である。実際に選手が入ってくる2時間半以上前なのだ。なにを準備するんだろう。
今回、医務活動のプラン立案に関わっていないので、なにも知らない。
ちなみに、送られてきた医務活動マニュアルに「医師は聴診器を持参すること」と書いてあるが、そんなものは学生時代以来持っていない。内科や整形外科や麻酔科の医師は自分の聴診器を持っているんだろうか・・・。
ところで明日救護活動をするだけではつまらないので、フィニッシュの東京ビックサイトに向かう途中、有楽町線桜田門駅で降りて、フィニッシュまでの約9kmをコースに沿って走っていくことにした。
正月に不忍池ACのコース試走会に参加したから道を間違ることはないだろうが、信号でさんざん停められてリズムが出なかった記憶があるから、50分以上見ておかねばならなそうである。
招待選手の中で、日清食品の徳本一善選手が欠場だそうである。10月、11月、1月と1000kmを超える走り込みをした結果、長拇指屈筋を痛めたということだ。気になるのは、徳本選手のシューズに対する考え方である。
アシックスの三村さんの考え方に従って、練習で徐々に薄いシューズを履けるようになることが進歩の証のように書いていて、昨年ターサージャパンを履いていたことが未熟だったかのように振り返っている。しかし昨年はちゃんと東京マラソンを完走できて、今年は出場すらできないのではどちらの年がうまくいったかは自明であろう。マラソンシューズのデザインにグラデーションだ何だと凝るのもいいが、薄くて横ぶれのしやすい不安定なマラソンシューズをjogや走り込み期に履くことは、このレベルの選手にとっても、足にいいことは何一つないのだと再認識した。なにしろアテネ金メダルのイタリアのバルディーニは本番でもターサーを履いて優勝したのだ。徳本選手のような比較的筋量の多い、筋力型の走りをする選手こそ、もっとごつくて堅いシューズで走り込むべきだ。
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