2008年2月28日木曜日
通勤ラン~埼玉と都心の比較
自宅のある坂戸から職場(埼玉医科大学病院)まで約10kmある。
車なら20分程度、電車なら東武越生線で東毛呂駅まで行って1km強、ということになる。
2年半前に埼玉医大への赴任が決まったときには、当然走って通勤することを前提に住居を探した。坂戸は距離がちょうどいいうえ、池袋までも電車1本なので迷わず決めた。
で、もちろん現在も走って通勤している。
週に大学当直がだいたい1~2回、外勤が1回あるから、大学へ自宅から出勤する日が週に約3回。レースの翌日やよほど疲れている日など以外はバックパックを背負って片道10kmを走っている。
さすがに帰りも走って往復20kmにすることはめったになく、帰りは越生線の武州長瀬駅までの2kmか、川角駅までの4kmを走ることが多い。
レースの翌日や休養日でも、武州長瀬駅か川角駅まで電車で行ってそこから走るから、走行距離0kmという日はめったにない。すなわちどの日もランニングウェアにバックパックで出勤していることになる。
以前の職場(御茶ノ水)にも恵比寿の自宅から約10kmを走って通っていたし、その前の東大病院にも走っていたから、通勤ラン暦は7年以上になる。
都心を横断して通うのと比べれば、今の埼玉の田舎のほうがずっと走りやすい。
まず、信号がない。恵比寿から御茶ノ水までは六本木~溜池~皇居~二重橋前~大手町、と通っていったが、よほど偶然が重ならない限り最低3-4箇所は信号にひっかかる。
止まってまた走り出すことほどランニングのリズムを崩すことはない。
今はせいぜい大学直前の県道を横断するときに信号待ちがありうるだけで、止まることはほとんどない。
次には空気が違う。都心も早朝こそ澄み切った空気を味わえることもあるが、8時をすぎるともう排気ガスに満ちてくる。明らかに東京にいたときの方が鼻毛が長かった。
都心の通勤ランの方が有利な点もいくつかあって、まず夜の帰宅ランが街灯が明るくて安全。人もたくさんいる。それに引き換え埼玉は夜、走って帰るには真っ暗なところも通らねばならず、少々気が重い。
通勤ランの人に会うことがあるのも都会の方だ。皇居などには、日付が変わってもまだランナーがいたりする。埼玉に来てから通勤ランの人とすれ違ったことがない。会うのは城西大駅伝部の学生ばっかりだ。
また歩道が整備されているのも都会の方だ。申し訳程度についている細い田舎の歩道レーンを、車にかすめられながら走るのはこれまたストレスが高い。
埼玉医大に赴任した当初は、どうしても地図をたよりに主要道路に沿うコースを選択していたので、車が気になることもあったが、だんだんコース選択も上手になって、今は幹線道路はほとんど通らなくなっている。一部不整地だって通ることもある。
通勤ランについてはキャリアが長いだけにいろいろ語ることがある。道具やコツを含めて、この話題は今後続けていくことにしたい。
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