2010年3月30日火曜日
ワルシャワへ
レースの翌日。まず朝練はビドゴシチ南部を東西に走る運河沿いを走った。北岸を西進し適当なところで運河を渡って南岸を戻ってこようと思ったところが、なかなか運河を渡る橋がない。どんどん市内から遠ざかり5km以上も走ってものさびしい工事現場みたいなところに到達したところで、やっと人工堰があって南岸に渡ることができた。日本にもある不法投棄にでも手を染めていそうな工場があって、日本と同じく不審者対策で犬にけたたましく吠えられた。柵をとびこえてかみつかれるかと思った。こんなところで犬にやられてはかなワン、というわけでさっさと逃げた。
ちなみにポーランドでの朝練の際にNike+iPodを作動させながらiPhoneから聴いていた音楽は毎日ショパン。どうせならポーランドに浸らなきゃ。この日はマズルカ全集をBGMに走った。
9時出発でワルシャワまでバス移動。バスの中では持参したDVD「ふたりのベロニカ」を見た。これもポーランドもの予習の一環。ポーランドの鬼才キェシロフスキが監督したファンタジックな物語だが、ポーランドを舞台にしているのは半分だけだし(残りはフランス)、特にポーランド色ぷんぷんの映画ではなかった。映画の中で鳴り響く声楽とオーケストラのための宗教曲風の切なくも激しい透き通ったテーマ音楽が印象深かったが、これは実在した曲ではなく、Zbigniew Preisnerがつくりあげた「オランダの架空の作曲家ブッデンメイヤー」の曲とのことだ。現時点ではiTunes storeで見つけることはできなかった。
ワルシャワ到着は午後4時半。ただちにホテルを出て、高速徒歩で旧市街、新市街を歩き回った。衛兵の交代式にちょうど出くわした。旧市街は完全に戦災から元の街並みが再現され、むしろけばけばしささえ感じるカラフルな街並みになっている。
夕食後にもコニャックで真っ赤になった顔でチョコレートの老舗「Wedel」に両角先生と繰り出した。後ろは巨大建築・大文化宮殿。
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